タクシー用語辞典

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タクシーつかぴがタクシー業界に入ってから勉強した言葉を思い出しながら記した用語集です。

弊社でしか使わない言葉も含まれています。
間違ってる可能性や曖昧な表現もあるので、そのつもりで使って下さい。

大阪のタクシー初心者の方向きのものです。

相勤:一台の車を2人で共有すること。シフト・営業時間・洗車など制約されることが多くなり、嫌がるドライバーが多い。<反対語>一車持ち

青タン:深夜割増の時間帯の事を言う。スーパーサインに「割増」と出る文字が青や緑が多いことから言われる(らしい)。<参照>深夜割増

アプリ:配車アプリ全般の意味。大手配車アプリではDiDi、GO、S.Ride、Uberなどがある。タクシー会社が自社専用アプリを開発するものも含む(と思う)。

足切り:賃率は○○万以上は○○%、それ以下は○○%と下がる事が多く、そのボーダーの売上の事を言う。<例>足切りはいくらですか?弊社は営業収入60万以上が60%で、それ以下が55%です。

一車持ち:相勤がつかない状態を言う。一車持ちを保証してくれる会社もある。<反対語>相勤

遠距離割引: 略してえんわり。運賃が○○円以上○割引になることを言う。大阪市域圏では5千円以上5割引が多いが、全国的にはここまで高い割引は珍しい。9千円以上1割引が一般的らしい。割引がないタクシー会社もある。<参考>55割

エントツ:重大な違法行為。メーターを回さずにお客さんを乗せる事を言う。当社ではバレると一発で解雇される。

隔日勤務:略して隔勤日勤と分けて使われる。勤務体系のことで、1日働いて翌日1日休みというシフトになる。1日の勤務時間が20時間以上も可能であり、2日分をくっつけた長時間勤務ができる。1日の走行可能距離も日勤とは異なる。

加算料金:タクシーの運賃は主に初乗り料金加算料金で構成される。初乗りの距離(時間)が終わったら、加算されていく料金のこと。

貸切料金:通常の距離&時間メーターとは異なり、時間で貸切る料金のこと。1時間5千円などハイヤーとして事前に契約することで対応してくれるタクシー会社がある。

迎車料金:無線予約やアプリ予約など、お客さんがタクシーを呼んだ時にかかる料金のこと。スリップ制や固定料金制など会社によって課金方法は異なる。大阪では料金の競争が激しく、無料の会社もあるが、全国的には珍しいらしい。

ケタケタ落ち 桁落ちと言われることもある。1件の運賃が千円以下の3桁の事を言う。安いことを表現する。<例>「今日はケタのお客さんばっかりで売上が全然上がらないわ」

欠勤控除:無い会社や免除される規定があったり、一概ではないが、ひと月に○○日出勤しないと給与から一定額を引かれること。1日欠勤につき○千円といった罰金的な賃金契約となる会社がある。

55割:<参照>遠距離割引。大阪のタクシーは5千円以上5割引が多く、それを表す表現。

サイン:<参照>スーパーサインを略してサインと呼ぶこともある

先取り:アプリでの配車や予約を他の人に先に取られること。早いもの勝ちされること。「先取りされた」と使われる。

三ヶ月点検:略してさんてん。タクシーなどの営業車は3ヶ月に1回点検を受けないといけない。少なくとも弊社では自家用車の車検と同レベルの整備を3ヶ月に1回行う。昼勤の場合三ヶ月点検をする予定の日はシフトを入れられない。点検整備は昼間行われる事が多いので、夜勤でも早く出庫できないことがある。

時間メーター:<参考>初乗り運賃加算料金。タクシーの運賃は距離だけでなく、10Km/h以下の速度では時間でも上がるようになっている。つまり信号待ちや渋滞でも上がるということ。ただし高速道路では運転手が高速ボタンを押すことによって、時間メーターが上がらないようになっている。

ジャパン:トヨタのタクシー専用車両「JPN TAXI」の略

集団点呼:<参考>点呼。点呼を決まった時間に複数人で行うこと。会社によっては集団点呼しかダメな会社もあるとか。弊社では連絡事項がある時のみ集団点呼と呼ばれる連絡会が数ヶ月に1回程度ある。

障害者割引:障害者手帳を持っている人は、ドライバーに見せることによって運賃の1割引を受けることができる。通常この割引分は会社が負担しなくてはならないが、実質ドライバーが負担する会社もあるとか。

乗車拒否:お客さんの行き先を聞いて、正当な理由なしに運行を拒否すること。重大な違反となる。

白タク:日本では違法行為。タクシー会社ではない人や、認可を受けていない車でタクシー営業をする総称。営業車は緑色のナンバーなのに対し、自家用車は白色のナンバーであり、白ナンバーでタクシーをすることを指す。最近はオリンピックナンバーを使うことにより営業車でも白ナンバーを使っていることがあり、ややこしい。

信号合わせ:流しの技術のひとつ。赤信号で先頭に停まることにより、お客さんに乗ってもらいやすくする技。意外とむつかしい。

深夜早朝割増:会社によって時間等は異なるが(一般的には22-5時が多い)、運賃が2割増になる制度。弊社ではタクシーメーターが自動的に切り替えてくれる、実車中に22時や5時を越えるとメーターが「ピピピピ」と鳴ってうるさい。<参考>青タン

スーデラ: これは私の周りだけかも。タクシー専用車両のトヨタ クラウンの総称。クラウン スーパーデラックスを略してスーデラと呼ぶ。クラウン スーパーサルーンなど他のグレードもあるが、面倒くさいのでまとめてスーデラと呼ぶことがある。

スーパーサイン: <参照>サイン。タクシー車両の全面に「空車」「賃走」「割増」「回送」「貸切」「予約車」「高速」などと表示する機械のこと。今のタクシーの運行状況を表す。

スライド:1.スライドドア車両のこと。2.お客さんを降ろした所で、すぐに次のお客さんが乗ってきてくること。スライド乗車などと言ったりする。

スライド指定:一部アプリでスライドドア指定で配車を希望すること。呼ばれる時にスライド指定とわかるように表示される。

スリップ制:迎車料金制度のひとつ。お迎えに行く時からメーターを回して行く料金。会社によって○○Kmや○○○円を上限で止まる仕組みになっている。お迎えが5Kmあるからといって5Km分の料金を払うことはないよう考慮されている。実車になった時点でもう加算料金からスタートすることになるので、意外と高いそうである。

チャブリ:違法行為。タクシードライバーが行先によってお客さんを選ぶ行為。主にタクシーを降りて車の外でお客さんに行き先を聞いてから乗せる。多くは遠い距離を選んで乗せて、短い距離は他のタクシーに任せる。語源は諸説あるが「アメちゃんをしゃぶる」から来ているそうである、甘い汁だけ吸うという意味が変化したそうである。私ははじめ近い距離は他のタクシーにムチャブリするからだと思っていた。

賃率:給与体系で、率は会社ごとに異なる。営業収入の○○%が給与という歩合率を表す。労働基準法では完全な歩合による出来高制の給与は認められていないようです。そのため基本給や残業代、歩合などを混合して給与計算して、実質歩合になるように計算されている会社が多いのではないかと思う。タクシー業界の特殊なところのひとつ。基本給+歩合といった会社もある。<参考>足切り

付け待ち:タクシーの営業方法のひとつ。地域や会社によって呼び方は異なるが、私の周りでは、タクシー乗場ではないところに停まってお客さんを待つ行為のことを呼ぶ。タクシーは本来乗場以外で客待ちをする行為はすべて駐車違反(放置車両)になるのでグレーな行為だが、ずっと走り回っているわけにもいかないので、停まってお客さんを待つことを言う。

点呼:タクシーの業務は就業前と就業後に点呼をしなくてはなりません。アルコールチェックや免許証の確認、納金や体調の確認が行われます。

流し:お客さんを見つける営業方法のひとつで、走ってお客さんを探すこと。乗場でお客さんを待ったり、付け待ちすることの反対語として使われることが多い。

日勤:隔日勤務と異なる勤務体系。毎日仕事をするので言われる。主に昼勤と夜勤がある。勤務の間は8時間以上開けないと業務を開始してはいけない。

抜き:「消費税抜き」を略して使われる。(例)「今日の営収、抜きで○万だったよ」

場所持ち:違法行為だが、いつもその場所を占領して付け待ちをしている人達のこと。チャブリ行為も同時に行われることがある。自分達の場所に他のタクシーが停まっているとパッシングやクラクションを鳴らして追い払ったり、出てきて怒鳴ったり脅したりする。危害を加えることもあるらしい。

初乗り料金:<参考>加算料金。タクシーの運賃は初乗り料金と加算料金で構成される。乗り始め○○Km○○円と表される。距離だけでなく、10Km/h以下の速度でも上がっていく。

バラマキ:2人以上のお客さんを乗せて、順番に送っていくこと。4人いれば4ヶ所へ送っていくことになり時間がかかる。大阪市域圏では遠距離割引があるので嫌われる傾向にある。

万収:1件の乗車で1万円以上の売上のこと。SNSで「万収ゲット!」などと使われることがある。

ミドルワンメーターケタロングなどとセットで、1件の乗車で長すぎず短すぎない距離の時に使われる。

有給:労働基準法で定められた給与が出る休みのこと。歩合給が多いタクシー業界では計算が難しいが、与えられなくてはいけない。

ロングワンメーターケタミドルなどとセットで、1件の乗車が長い距離の時に使われる。

沸く: ワキワキなどと称されることもある。タクシーよりもお客さんが多く、そこらじゅうでお客さんが沸くことを言う。仲間やSNSに書く時使うが、そのような時は情報を知らせる人も忙しいので、連絡が難しい。簡潔に伝えるために使う言葉。(例)「梅田ワキワキ」「ミナミ堺筋沸いてます」など

ワンメーター:初乗り料金だけで目的地に到着した乗車のこと。乗場に長時間並んでワンメーターだとドッと疲れて絶望を感じるので、嫌われる傾向にある。流しでは喜ばれることもある。短い距離でも初乗り料金がもらえるので、効率は良いのだが件数を重ねると疲れる。

 

2022年7月27日公開<随時修正予定>
2022年7月29日修正
2022年7月30日修正

 

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